第33号 巻頭言

雑  感

諸岡晴美

京都女子大学家政学部

 平成2526年度の部会長をお引き受けして、約半年になります。被服衛生学部会には、100名前後の部会員がいらっしゃいます。部会員の皆さまが、部会に入っていてよかった、あるいは意義があると感じていただくよう微力ながら取り組んでいきたいと思っております。

 最近の大学は、本当に忙しくじっくり考える余裕がなくなっております。授業評価や自己点検、大学評価など20年ほど前にはなかったものです。経費を使うにも以前に比べ、極端に手続きのための書類が増えております。インターネットの普及により、事務業務の多くが教員自らが行い、パソコンで送信します。事務局の方の顔を知らなくても連絡が取れます。それはそれで、非常に便利なものかもしれません。

学会や部会の連絡もボタン一つで全員に送信できます。素晴らしい伝達手段であると思います。しかし、毎日のメール処理も半端ではありません。私などは、ときどき読み飛ばしてご迷惑をおかけすることもしばしばです。

LINESNSなどを用いた事件も聞かれます。電話や面談で直接口頭で伝える場合は、相手の表情を見ながら話を進めることができますが、メールは相手の反応を無視して一方的に送ることになります。そこに誤解が生じることも多々あるように思います。

 デジタル社会は便利ですが非常に味気ないものです。時折アナログも交えながら、部会の皆さまとの繋がりを大事に、なるべく丁寧な部会運営を心がけていきたいと思っております。先生方のご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 さて、今夏、南三陸への研修会に参加しました。一度訪れたいと思いながらも、物見遊山と思われやしないかと機会を逃しておりました。3.11から2年半経過したものの原発事故も相まって、まだまだ東北の方々には辛い日々を過ごしておいでです。何か私たちでお手伝いできることはないかという気持ちを持ちながらも、いまだ何をなすべきかがわかりません。

今年の猛暑は格別で、日本の最高記録を更新致しました。局所的な豪雨による土砂崩れや浸水被害、竜巻による被害など、日本全体が熱帯化しているようです。南海トラフの大地震なども叫ばれる中、減災のためには何をなすべきか、「健康とアパレル」を合言葉に、これまで培ってきた部会の力をどのように発揮したらよいのか、私にはわからないことばかりです。

 どうかそれぞれのお立場で話し合ってくださり、いいお考えがありましたら、ぜひ部会役員までお寄せいただきたくお願い申し上げます。

今年11月には、平成26年度の科学研究費補助金による公開講座『衣服と健康の科学、最前線

-シニアの健康を支える衣生活―』を企画委員長の丸田先生を中心に計画致しました。この補助金が採択されなくても、これまでのように社会への還元として実施する計画でございます。

その他、科学研究費補助金基盤研究(A)による『シニアの健康・快適な衣生活を支援するための被服衛生学的研究』についても研究が始動しております。これにつきましても、研究協力や研究支援を賜れば嬉しく存じます。

被服衛生学部会を通して繋がりをもった先生方が相互に絆を深め合い、部会がこれまで以上に積極的な情報交換や情報提供の場になればと思っております。今後とも先生方のご支援とご協力をよろしくお願い致します。

2)巻頭言33号.pdf

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